故人が残した財産を遺族で分割する際に、残された財産だけでなく生前に援助を受けた分も含める事が必要です。
マイホームを建てた時に援助してもらったり、大学院へ進学したり留学などの資金援助も含めて考える必要があります。
相続する人と故人の関係によっては、別居している場合もありますし、同居して生活の世話をしたり介護をしたりしている場合、金銭的な面だけでなく精神的な負担も考慮したいものです。
長寿社会になっている現在、介護の期間も長くなっていますから経済面だけでなく、精神的な負担も増えています。
精神的な負担は金銭に置き換えにくいものですから、相続人との話し合いが大切です。
介護などの負担については、当事者であるかどうかによって評価が変わります。
遺言書があればトラブルは少ないですけど、法定相続の場合で話し合いで解決できない時には、弁護士などの第三者を交えて相続相談で解決する方法があります。
遺産分割する際には、残された財産だけでなく、生前に受け取った金銭や介護の負担などを含めた話し合いが必要です。